子どもの「なぜなぜ期」:質問が多い理由と上手な答え方
「空はどうして青いの?」「犬はどうしてほえるの?」「でも、なんで?」1日がひとつの長い質問のように感じられるなら、それは気のせいではありません。そしてそれは、心が育っていることを示す最高のサインのひとつです。
子どもはなぜこんなに質問するのでしょうか。それは、質問こそが幼い子どもの学び方だからです。心理学者のMichelle Chouinardの研究では、家庭で身近な大人と一緒にいる未就学児は、1分間に1〜3回質問していました。その後の研究からは、子どもは注意を引きたいだけではなく、本当に説明を求めていることがわかっています。どう答えるかが大切です。短くても本物の説明、あるいは正直な「一緒に調べてみよう」が、その好奇心を育て続けます。
子どもが質問ばかりする理由
質問は、子どもにとっての主な研究の道具です。字が読めるようになるずっと前から、大人に聞くことが、世界の仕組みについての理解のすきまを埋めるいちばん速い方法なのです。
ASCDのEducational Leadership誌に掲載された子どもが質問から学ぶことについての記事は、研究を次のようにまとめています。
- 質問の多さは本物。 Chouinardの2007年の研究では、家庭で身近な大人と話している子どもは、1分間に1〜3回質問していました。説明を求める質問だけでも、1時間におよそ25回にのぼりました。
- 子どもは本物の答えを求めている。 Frazier、Gelman、Wellman(2009年)は、未就学児が納得のいく答えを得ると、同意したり、同じテーマについて続けて質問したりすることが多いとわかりました。答えに納得できないときは、自分なりの説明を言ったり、同じ質問を繰り返したりする傾向がありました。終わりのない「でも、なんで?」は、遊びではなく、もっと良い説明を求めていることが多いのです。
- 答えが考え方を形づくる。 Kurkulらの研究(2015年)では、事実についての質問に納得のいかない答えを得た子どもは、たいてい質問を繰り返したり、詳しく言い直したりしていました。記事の結論は、子どもの質問に答えることが、子どもが自分で考える助けになる、というものです。
- 子どもは聞いたことをまねする。 TizardとHughes(1984年)は、たくさん質問をする母親の子どもは、自分もたくさん質問をすることを発見しました。
ハーバード大学のCenter on the Developing Childは、こうしたやり取りを「サーブ・アンド・リターン」と呼んでいます。子どもが質問で「サーブ」し、大人が反応して「リターン」する。そうしたやり取りが、コミュニケーションや社会的スキルを支える脳のつながりをつくる助けになるのです。
年齢ごとの質問の特徴
子どもはそれぞれ違いますが、次のようなパターンがよく見られます。
| 年齢 | よくある質問 | 保護者に求められること |
|---|---|---|
| 2〜3歳 | 「あれなに?」「パパどこ?」 | ものの名前、簡単な事実、たくさんの繰り返し |
| 3〜5歳 | 「なぜなぜ期」:「どうしてお月さまはついてくるの?」 | 子どもが思い描ける、短い理由をひとつ |
| 6〜8歳 | 「飛行機はどうして落ちないの?」「地球の中には何があるの?」 | 簡単な仕組み、たとえ、小さな実験 |
| 9〜12歳 | 「もし重力がなかったら?」「〜って公平なの?」 | 保護者の考えの筋道、ほかの見方、議論への誘い |
子どもの質問に上手に答える7つの方法
1. 本物の理由をひとつ、1〜2文で
「空はどうして青いの?」に物理の講義は必要ありません。こんなふうに答えてみましょう。「太陽の光には、すべての色がまざっているの。空気にぶつかると、青い光がいちばんたくさんはね返されるから、どこを見ても青く見えるんだよ」。もっと知りたければ、子どもはまた聞いてきます。
2. まず子どもの考えを聞く
「いい質問だね。どう思う?」と聞けば、子どもの説を聞くことができます。それはたいてい、とてもすてきなものです。そして答えが会話に変わります。質問することのお手本にもなり、子どもはそれを身につけます。
3. 「わからないな、一緒に調べてみよう」と言う
すべてを知っている必要はありません。知らないと言うことは、その事実よりも価値のあることを教えてくれます。調べ方です。図書館に行ったり、一緒に本を見たり、信頼できる情報源に聞いたりしましょう。
4. 実験にする
「氷は水の中と空気の中、どっちが早くとける?」は、2つの氷で5分あれば確かめられます。最高の学びのいくつかは、質問が自分でやってみられることに変わったときに起こります。
5. 答えだけでなく、質問をほめる
「それは本当に面白い疑問だね」と言えば、好奇心そのものが報われます。自分の質問が歓迎されていると感じる子どもは、質問し続けます。
6. タイミングが悪いときは「質問のびん」を
「雲はどこから来るの?」に向いていない瞬間もあります。特に、朝の登校の送りのときなどです。メモしたり、びんに入れたりして、時間を約束しましょう。「いい質問だね。夕ごはんのときのために、びんに入れておこう」。そして約束を守りましょう。
7. 難しい質問には、子どものレベルで正直に答える
子どもは、死、からだ、人の違い、怖いニュースについても質問します。避けるよりも、続けて質問できる余地を残した、短く正直な答えのほうがうまくいきます。「あの男の人はどうして車いすに乗っているの?」には、「あの人の足は、あなたの足と同じようには動かないの。だから車いすが移動を助けてくれるんだよ。車いすを使っている人はたくさんいるよ」と答えられます。価値観、信仰、家族のことについての質問は、それぞれの家庭のやり方で答えてかまいません。
避けたいこと
- 「いいから、そういうものなの」 は会話を終わらせ、質問は歓迎されないと教えてしまいます。
- 質問を笑う。 愛情からの笑いでも、子どもが質問をやめてしまうことがあります。
- 10分間の講義。 答えすぎは、答えないのと同じくらい子どものやる気をそぎます。
- 作り話をする。 推測するなら、そう伝えましょう。「たぶんこうだと思うけど、確かめてみよう」
答え(や体力)が尽きたとき
どんなに根気強い保護者でも、その日200個目の質問ともなれば、ネタ切れになります。それは普通のことで、そんなときこそ良い道具が役立ちます。
- 本と図書館。 子ども向けの百科事典や、質問と答えの本は、まさにこのために作られています。
- 祖父母、先生、年上のきょうだい。 質問を分け合うことで、子どもにとっての「専門家」の輪が広がります。
- 一緒に使う、子ども向けの安全なAI。 音声AIは、まだ文字を打ったり検索したりできない、字の読めない子どもに役立つことがあります。子ども向けに作られたものを使い、最初はそばに座って、答えを出発点として扱いましょう。それがどんな感じかは、AIで子どもの理科学習のガイドで紹介しています。
Askieはその選択肢のひとつです。4〜15歳の子どものための音声中心のAIアプリで、子ども一人ひとりの年齢に合わせて答えを調整するので、5歳と11歳が同じ質問をしても、違う説明が返ってきます。保護者は会話の記録を確認できるので、会話に戻るきっかけも簡単に見つかります。「今日、火山について聞いていたね。いちばん驚いたことは何だった?」
どんな道具を使うにしても、いちばん大切な答えは、やはり保護者からの答えです。自分の質問が歓迎されているとわかっている子どもは、一生質問し続けるでしょう。
どんな「なぜ?」にも、根気強く答えます
Askieは4〜15歳向けの音声中心のAIで、子どもの質問にそのレベルで答えます。会話の記録は保護者が確認できます。